





2022年、伊藤忠ロジスティクス株式会社様との共同開発で誕生した、メディカル専用物流センター「TMLC」。この度、それに続く第2弾「TMLC2」が竣工いたしました。医療市場の急拡大にともない、ますます高まる物流業界への期待に、素晴らしいパートナーの皆様とともに、しっかりと応えてまいります。
伊藤忠ロジスティクス株式会社様の経営理念である「三方よし」。「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」の三方の輪が編む物流ラインを、そのエントランスに表現しました。ここつくばから描く、私たちの新しい物流にぜひ、ご期待ください。
皆さまの多大なる尽力によって、竣工を迎え、いよいよ、TMLCの第2期が始動しました。
第1期の竣工は、2022年でしたね。じつは、当社において、全体の伸び率を上回る勢いで拡大しているのが、この医薬品、メディカル物流分野なのです。とりわけ、沼尻産業さんと共同開発した、この「つくばメディカル物流センター」は非常に好評なのです。すでにスペース不足の解消に迫られていましたから、今回の第2期の竣工は、〝待ってました〟という感じです。
スペースはもちろんですが、当センターの成田空港へのアクセスの良さも、なによりの優位性と考えています。
仰るとおり、世界と直に繫がるルート、つまり航空輸送とスムーズに連携できる倉庫の立地ニーズは非常に高く、その意味でも、当センターの立地は素晴らしいです。
御社グループの基本理念である、売り手よし・買い手よし・世間よしと、三つのよしを満たす「三方よし」。今回、その理念をデザイン化して、エントランスの壁やサインなどに建物全体のビジュアルコンセプトとして採用させていただきました。三方の輪が編まれることで生まれる新しい物流のイメージです。
はい、とても効果的な意匠になっていると思います。「三方よし」は、伝統的な経営哲学ですが、いわゆる「ステークホルダー資本主義」や「CSR(企業の社会的責任)」「サステナビリティ」など、自社の利益追求だけでなく、社会全体にとって善となる取引を目指すという、まさに現代においてこそ、より輝きを増している理念に他なりません。
この経営理念を貫き、企業行動基準を定めて、コンプライアンス遵守はもとより、より透明性の高いコーポレートガバナンスの構築に努めています。そんな私たちのパートナーである沼尻産業さんが、こうした理念に、深い理解を示していただけているのは大変に心強いです。
当センターの第3期も視野に入っていますが、メディカル業界のますますの高まり、大きな波を感じています。
国の財政を圧迫する国民医療費の問題が深刻ですから、国をあげての、国民の健康意識への啓蒙もあり、このうねりはますます増大していくと確信しています。
そうした公共に資するのみならず、「健康」は、人間一人ひとりの幸福の重要なファクターだと思います。私たちが、そのことに寄与出来る、たいへんに意味のある機能を担っていることも、とてもうれしいですね。
ぜひ、ここつくばを、世界に繫がるメディカル物流の一大拠点に育てましょう。
本物流センター「TMLC2」は、近年の拡大するメディカル物流の需要に応えるべく、2022年竣工の「TMLC」に続く、伊藤忠ロジスティクス株式会社様との共同開発物流センターになります。
常磐自動車道、首都圏中央連絡自動車道のICからほど近い立地は、成田空港を含めた関東各拠点へのアクセス優位性、輸出入の利便性に優れ、保税エリアを活用した一気通貫のサービスをご利用いただけます。
また、医薬品・医療機器の管理に求められる厳格な物流指針「QMS省令」に準拠した、室温・冷蔵・冷凍の3温度帯を保有。高床式バースにはドックシェルターを完備し、医薬品・医療機器が外気に触れずに入出庫対応が可能です。倉庫内には3.5tの貨物用エレベーターと、T11型パレットを同時に2枚上下搬送する垂直搬送機を2基設置するとともに、梁下7mを確保した天井高な設計と巨大重量ラックの設置により、保管効率を格段に高めました。環境対策として、全館LED照明や人感センサー、屋根上には自家消費型太陽光発電設備を導入します。
また、災害時等に伴う停電が発生した場合でもオペレーションが継続出来るよう、大型非常用自家発電機(72時間稼働可能)を設置、安定的・継続的に製品供給できる体制が整備されています。
事務エリアの内装コンセプトは、『ネイチャーミニマル』として、アースカラーを配し、木の素材感を生かしています。共用部のリフレッシュスペースの充実など、なにより快適に働いていただけることを第一義に設計しています。
【ドックシェルター】
【重量ラック】
【大型非常用発電機】
【大会議室】1階と2階に2部屋ずつ設置。アースカラーを基調としたカラーリングと、自然光の入る大きな窓。落ち着きと開放感のある空間を創出しました。
【休憩室】1階と2階それぞれに設置。モノトーンと木目の組み合わせによって、安らぎと憩いの場をつくりました。
このたび、「つくばメディカルロジスティクスセンター2」が無事に竣工の日を迎えることができました。これもひとえに、関係各位の多大なるご支援とご尽力の賜物であり、心より感謝申し上げます。
当物流センターは、医薬品の厳格な保管・流通を確保するため、Q MS省令に則ったきめ細かな設計と最新設備を備え、環境への配慮やセキュリティ強化を図るとともに、災害時においても安定した供給ができる高機能センターとなっております。
医薬品を扱うという社会的責任の重さを常に意識し、医療現場を支える物流インフラとして、安心・安全・迅速な物流サービスの提供に努めて参ります。
弊社は今後も、物流を通じて人々を幸せにすることを軸に、地域社会の発展に繋がる取組みを続けて参ります。
「つくばメディカルロジスティクスセンター第2期」の竣工、誠におめでとうございます。この施設が、医療提供体制の根幹を支える医薬品・医療機器の物流拠点として、さらに大きな役割を果たしてくれることを期待しています。
沼尻産業株式会社は、沼尻年正社長の力強いリーダーシップのもと、物流を事業の柱とし、「地域の未来創造」を使命に掲げ、まちづくりへのご協力や、子どもたちが夢や希望に向かって挑戦し続ける教育機会を提供する「沼尻みらい子ども育成財団」を設立されるなど、地域の持続可能な発展のために大いに貢献してくださっています。
地域のためのご尽力に、つくば市を代表しまして感謝申し上げますとともに、貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
2025年8月現在
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